Facebookページでストーリーを描く

2012年9月、FacebookのCOOが日本人Facebookアクティブユーザーが1,500万人に達したと日経新聞の取材に応じました。(参考

国内Facebook利用の増加と共に、Facebookページを開設する企業が増えています。

Facebookページの主な特徴は、ファンと深いコミュニケーションができ、写真や動画など豊富なコンテンツを時系列に投稿できることだと思います。

Facebookページの戦略的な活用で、Facebookを通じてブランドのストーリーを多くのユーザーと共有しつつ、共感してもらうことができます。

ブランドのストーリーを上手にFacebookページの形にして創りあげるには、3つのポイントがあると考えています。

 

まず、1番目のポイントは、「ページのカバー画像」です。

カバー画像はページのトップに設置する全幅の画像です。今年2月のFacebookページ仕様変更で出来たやや新しい機能ですが、とても大切な役割があります。カバー画像は一番最初に目に入る画面のトップに表示されますので、訪問者に大かな影響を与えます。カバー画像に不可欠な要素は「素敵」と「旬」です。カバー画像にはルールがあるので、先ずは禁止事項を注意しましょう。

  • 価格情報の掲載 ×「4割引」
  • 購入情報の掲載 ×「こちらからダウンロードしてください」
  • 連絡先情報の掲載 ×「http://○○.co.jp」
  • ユーザへの行為を促すものの掲載 ×「いいね!押してね」
  • 行為の呼びかけの掲載 ×「今すぐゲット」
  • カバー画像のデザインにプロモーション、広告、クーポン

規制が多いように見えるかもしれませんが、「カバー画像は広告を載せる場ではない」と意識させる為だと考えれます。

むしろ、Facebookページのカバー画像はブランドの魅力を見せる場だと言われています。「ブランドを代表する画像」という意識が強く、感動させるような画像はおすすめです。好印象を与える、「玄関」のような存在です。

 

次、2番目のポイントは「タイムラインの戦略的な使い方」です。

Facebookページのタイムラインに何かを投稿する時に「近況」「写真・動画」「イベント、大事な出来事など」の3つの選択肢があります。企業がよくFacebookページにリンクが入った「近況」をシェアしますが、近況にテキストやリンクは多くのファンに無視されてしまう確立が高いです。

ユーザーの傾向を調査しますと、最もクリックや反応してもらいやすいコンテンツは「写真」です。なので、私たちオプトソーシャルはFacebookページのタイムラインに「写真」を多く投稿し、写真のコメントにリンクやテキストを付けることをおすすめしております。とてもシンプルな手段ですが、写真が多い方がユーザーに受けやすいです。複数の写真を同時にアップロードし、「写真アルバム」の作成もおすすめです。写真投稿でブランドストーリーの魅力をアピールできます。

Facebookページのタイムラインに大きな差が付かれるところは「イベント、大事な出来事など」の使い方です。こちらの種類の投稿でブランドストーリーの「深い」ところをアピールすることがポイントです。社歴や過去に大きな展開があった時など、ブランドヒストリーを紹介することができます。例えば、コカコーラ社が以下のように歴史タイムラインを使いこなせています。

年代をクリックすると、その時の出来事にスクロールします。「イベント、大事な出来事など」の投稿で歴史を簡単にFacebook上にご紹介できる為、大変おすすめです。

さらに、写真や出来事の投稿を「ハイライト」する機能もあります。投稿の右上にある星型のマーク「★」をクリックすると、その投稿がハイライトされます。ハイライトした投稿がページの全幅にストレッチし、より見やすくなります。注目させたい投稿はぜひハイライトしてみて下さい。

一つの投稿をトップに固定させることも可能です。固定させるには、投稿の右上にある鉛筆のマークをクリックし、メニューから「トップに固定」を選択します。キャンペーンや大切な告知がある時はおすすめします。

タイムラインをクリエイティブに使うことによって、より面白いFacebookページを創り上げユーザーに楽しんでもらうことができます。ここで一番大事なのは1つ1つの投稿で「ブランドの気持ち」を伝え続けることです。響くコンテンツであればあるほどクチコミが発生しやすいので、力を入れると成果が出ます。

 

最後に、3番目のポイントは「ターゲティング」です。

Facebookページでは、誰にでも受け入れられるようなコンテンツを投稿することが一番望ましいですが、実際は100人100色の世界には中々難しい課題になってしまいます。

今年の8月より、Facebookページで投稿する時に「ターゲット」を設定できるようになりました。数千数万ファンがいるページにとっては無視してはいけない新機能です。

Facebookページの「ターゲット設定」より、以下の条件を設定できます:

  • 性別
  • 交際ステータス
  • 学歴
  • 恋愛対象
  • 年齢
  • 場所
  • 言語

(詳しい設定はこちらのページをご覧ください)

これからFacebookページに多言語機能など、さらなる高度な投稿設定が期待される中、ターゲティングは非常に大切になっていきます。厳しい言い方になりますが、Facebookページのファンの期待が高まる一方だと考えられます。企業のページを運用するソーシャルメディアマネジャーは常に「どうやって継続的にファンを喜ばせられるか」を考えなくてはなりません。

ターゲティングはどのマーケティング活動においても難しい課題ではありますが、Facebookページならば高度な設定がありますのでぜひおすすめします。

ソーシャルリクルーティングで社外リクルーターが不要になるのか?

社外リクルーター 対 社内リクルーター、綱引き状態の始まり?

私はソーシャルメディア上の採用活動「ソーシャルリクルーティング」について深い関心があります。最近、日本でもソーシャルメディア上でマーケティング活動をすることが常識になりましたが、これからリクルーティングやマーケティング以外の領域においてもソーシャルメディアが活用される時代になると思います。

先日、LinkedInグループの「Business in Japan」に「日本の人材紹介会社の紹介料が高すぎないか」という投稿がありました。投稿の内容は、「LinkedIn等のソーシャルメディアで欲しい人材を簡単に探せるようになった為、社内リクルーターをより活用することで、社外リクルーターの紹介料(決定年収の30~35%)を減額できるだろう」という主張でした。

では、ソーシャルリクルーティングで社外リクルーターは不要になるのでしょうか。

私は実際、ソーシャルメディアだけでは無理だと思います。

現在、多くの外資系企業が既にソーシャルメディアを採用活動に利用しています。しかし、まだまだ効果的に活用されていないようです。「ソーシャルリクルーティング=LinkedInで応募してしまえ」という構図になっているのが現状で、これはソーシャルリクルーティングを活用しきれていない状態です。LinkedInを上手に使うことで、適切な人材を見つけることができる反面、社外リクルーターという仲介人がいないので、上手くいく保証はありません。

私が社外リクルーター無しの採用活動が無理だと思う理由は、ソーシャルメディアに限界があるからではなく、人(特に日本人)は仲介人がいないとなかなか転職を決められないからこそ、完璧な仕組みを作ることは難しいと考えるからです。

社外リクルーターは「ど真ん中にいる」というユニークなポジションにあり、信用あるリクルーターは応募者を安心させる力があります。一方、社内リクルーターの場合、応募者が労働条件等の交渉が苦手だとしても自ら交渉しなければならないことになってしまいます。社内リクルーターがどれだけ実力があっても、応募者を安心させられる立場ではありません。世界一の会社であり、かつ社員が積極的にソーシャルメディア上で自社の自慢話をしない限り、応募者の信用を得ることが難しいでしょう。

ソーシャルメディアが完璧ではないと先ほど述べた一方、企業はソーシャルメディアを使って応募者にアピールすることができます。LinkedIn企業ページ、Facebookページ、Twitterアカウントや採用ウェブサイト等のプラットフォームは、応募者を説得する為のツールとして戦略的に使うことができます。日本の大企業の多くは新入社員採用を社内で行う為、もはやソーシャルリクルーティングの時代が始まったと言われています。

日本におけるソーシャルリクルーティングの時代はまだ始まったばかりだと思います。現時点では新卒採用がほとんどですが、これから中途採用にもソーシャルリクルーティングは流行ってくるでしょう。また、インターネットは誰でも検索できるので、応募者の多くはもう既に新入社員向けのソーシャルリクルーティングのコンテンツを見て評価しているでしょう。

私はソーシャルメディアの採用活動が、社外リクルーターの必要性を無くすことは難しいと思います。多くの人の思考プロセスはまだ非常にアナログであり、日本は特に転職に関する心理的な課題がたくさんあります。ソーシャルメディアは日本および世界のリクルーティング市場を変えている事実は間違いありませんが、ソーシャルメディアだけで人の悩みを完全に無くすことができないのが現実です。

最終的に、社外と社内のミックスが必要であると思います。100%社外リクルーターを使ってしまうと多額の出費が発生してしまいますが、100%社内にしてしまうと適切な応募者を効率的に集められません。大手外資系で既に「一般職種は社内、特殊な職種は社外」等、戦略的に仕分ける方法論もあります。ソーシャルメディアは、どちらの状況でも+α(プラスアルファ)の効果がありますが、あくまでソーシャルリクルーティングは解決策ではなく効果を上げるための改善策だと思った方が良いのではないかと考えています。

原文(英語): http://lnkd.in/hesUre

インタレストコミュニティサイトの将来はSNS?

SNSが流行る前からインタレストコミュニティサイトがありました。

MySpaceやFacebook、Twitterに登録する以前から、私も話題のゲームに特化したコミュニティサイトをよく使っていました。同じ趣味の仲間と自由に話せるのは楽しくて、知りたいことがあった時に検索すると必ず見つけられたのが大変便利でした。

しかし、インタレストコミュニティサイトの時代が終わり、現在はSNSの中のグループやコミュニティにおけるアクティビティの方が多いと思います。

インタレストコミュニティサイトが負けるのは当然です。SNSの方が母集団が大きいので、コミュニティが盛り上がりやすい状況です。

何が変わった?最もビッグなところは、インタレストコミュニティサイトはより匿名、SNSはより実名、への転向です。Facebookコミュニティは特に面白いと思います。

最近、私が数年参加しているアンティーク絨毯コミュニティのFacebookグループのアクティビティはすごいです。実名だからこそ、意見交流が多くなり、コレクションの写真共有が多くなり、写真を載せられた絨毯についての学者同士の議論が多くなり、このFacebookコミュニティは匿名ユーザーが多かったBBSサイトだった時代より素晴らしい会話ができています。それに、無駄な喧嘩、暴言や脅迫など、匿名の時に発生してしまう欠点もほぼ無くなりました。

しかし、独立のコミュニティサイトだった時代と比べて悪化してしまったところはあります:過去の情報はどんどん埋まれてしまします。

SNSは「なう」を共有するためのものであるという意識が強く、過去を閲覧する機能はあまり充実していません。豊富な情報がたくさんあるのに、とても残念な現実です。

SNSのグループに共有される情報は使い捨てないべきだと思います。「使い捨て」の意識も普及させてはいけないので、SNSグループ機能のリニューアルで改善させて欲しいです。とんでもない話しもたくさんあるかもしれませんが、すべての発言や会話のデータを残すのはインターネットです。

全てのSNSはインターネットサービスとして過去を含めて全てのデータを閲覧、消費しやすいように整理する情報社会を守る義務はあるでしょう。

WordPressとリバースプロキシ

仕事でWordPressをいじることが多いですが、最近初めてリバースプロキシの環境でインストールしてみました。

ところが、管理画面である設定を変更しようとすると変更ボタンのリダイレクトがうまくいかずに404エラーになってしまうとか、とても深刻な問題があることに気づきました。

その問題の影響で、プラグインの設定変更が上手く出来ず、とても困っていましたが、Google先生に訪問したら以下の立派な解決策が出てきました。

原因は、サブディレク卜リにリダイレクトしていたものの、リダイレクトされたURLにサブディレク卜リが抜かれていたみたいです。

これを改善するには、以下のコードを自分のサイトの情報を入れてwp-config.phpに入れるだけで完了!

$_SERVER['HTTP_HOST'] = $_SERVER['HTTP_X_FORWARDED_HOST'];
$_SERVER['REQUEST_URI'] = '/subdirectory' . $_SERVER['REQUEST_URI'];
$_SERVER['SCRIPT_NAME'] = '/subdirectory' . $_SERVER['SCRIPT_NAME'];
$_SERVER['PHP_SELF'] = '/subdirectory' . $_SERVER['PHP_SELF'];
$_SERVER['REMOTE_ADDR'] = $_SERVER['HTTP_X_FORWARDED_FOR'];
define('WP_HOME', 'http://blog.example.com/subdirectory');
define('WP_SITEURL', 'http://blog.example.com/subdirectory');

参考:http://wordpress.org/support/topic/wordpress-strips-subdirectory-at-some-wp-admin-pages-with-and-reverse-proxy

どれだけ珍しいケースか分かりませんが、日本語でWordPressとリバースプロキシに関する情報があまりないのでブログを書いてきました。他の開発者の為になったら幸いです。

SNSに投稿するコンテンツは誰のものか

答えはもちろん「作成者」ですが、実質的には「投稿したSNS」だと思います。

なぜなら、SNSに投稿したものはそのSNSの中に閉じ困られてしまうからです。

これはSNSの常識ですが、これは利用者にとってあまり望ましくない現実です。

所有権は作成者の元にあっても、取り出せない状態になってしまうとブログを移動する自由がありません。

たとえば、日本の多くのブロガーに愛用されているAmebaブログはエクスポートの機能がありません。

よく調べたらAmebaブログから無理やりエクスポートさせる手法はありますが、一般利用者には難しい仕事です。

しかし、ブログだけではなく、写真も閉じ込められやすいコンテンツです。

たとえばFacebookで投稿した写真をPinterestにピンしたい場合は、Facebookの都合により不可能です。

写真は公開であっても、自分が撮った写真であっても不可能です。

競合関係もあるかもしれませんが、利用者は我慢するか、もしくは同じ写真を2カ所アップしたりする必要があります。

これじゃあまり効率的な情報発信は出来ません・・。

世の中に一つのSNSしか存在しなかったらこれは問題になりませんが、現時点でも山ほどありますし、一つになることはないでしょう。

AmebaブログもFacebookも素晴らしいサービスだと思いますが、

SNSに投稿するコンテンツは誰のものか」の答えは「作成者」であっても、実質的に取り出せないので「投稿したSNS」になってしまいます。

このようなやり方はやめて欲しいと心強く思います。

エクスポートの機能は、インターネットサービスにおいて健全な競争を生み出す為には必要です。

しかしサービス側からはこの機能を自ら提供することは期待できないので、政府が規制しなけらばどうにもならないでしょう。

より自由なソーシャルメディアを求めましょう。